第33回埼玉大会のご案内

ご挨拶

日本民俗音楽学会第33回大会は、12月7日(土)・8日(日)に埼玉大学で開催されます。埼玉での開催は1994年の第8回大会以来、25年ぶりとなります。

「民俗音楽」とは、事典の定義では、基層文化、基層社会の伝承音楽を意味し、雅楽、能楽といった古典音楽、芸術音楽とは対をなします。この基層文化、基層社会の担い手として、かつて民俗学では「常民」がイメージされました。しかし、現在では、常民の範囲が広がって、水田稲作農耕民に限らず、山民、海民、商人、職人など様々な文化的背景をもつ人々が伝承する音楽が、「民俗」音楽として研究の対象となっています。同時に、日本が単一民族国家ではないことも、今では周知の事実です。様々な文化的、歴史的背景をもった人々が、日本の中で暮らしています。

今回の大会のテーマは「民俗音楽の多様性――常民・在日朝鮮人・華僑華人」とし、在日朝鮮人と華僑華人の研究者をゲストにお招きして、日本における民俗音楽の多様性について考えます。これまで、在日朝鮮人や華僑華人が「自文化」の音楽を行う意味は、自らの母国や民族アイデンティティの表象であり、自らの権利を主張する政治的メッセージであることが指摘されてきました。しかし、在日朝鮮人や華僑華人は、日本に暮らしてすでに100年以上が経っています。100年以上の歳月を経て、彼らの音楽は彼らの「民族音楽」であり続けるとともに、日本の、というより、日本列島という島々に共存する「民俗音楽」としてとらえることができないか、というのが今回の大会の目論見です。さらに、民俗音楽の「民俗」の現在をとらえることで、「常民とは・常民の音楽とは何か」を再考するきっかけとなれば幸いです。(大会実行委員長 島添貴美子)

日時

令和元年年12月7日(土)・8日(日)

会場

埼玉大学教育学部(〒338-8570 埼玉県さいたま市桜区下大久保255)

主催

日本民俗音楽学会

内容

大会テーマ

「民俗音楽の多様性――常民・在日朝鮮人・華僑華人――」

大会費・懇親会費など

大会参加費

  • 会員(11月29日(金)振込締切):3,500円
  • 会員(当日):4,000円
  • 一般1日:2,500円
  • 一般2日:5,000円
  • 学部生1日:1,000円
  • 学部生2日:2,000円

懇親会費

5,000円(事前申込制)

2日目昼食

1,000円

大会問い合わせ先

  • 大会実行委員会事務局長 磯田三津子
  • isoda@mail.saitama-u.ac.jp

会場案内