目的
日本の民俗音楽について,従来からの民俗学の立場や詞章についての研究がある一方で「音楽学」の立場から究明する面の弱さがみられたことから,民謡緊急調査の機運に沿うことに端を発し,これをさらに発展させ,民俗学と音楽学の接点からそれぞれの研究を交流させ研修を共にするという相互連携による民間の研究組織として確立し,日本の民俗音楽の伝承と振興に貢献することを目的としています.
設立
昭和61年12月21日
創設経緯・沿革
昭和54年度来の文化庁補助事業である都道府県民謡緊急調査が8年目を迎え,完了も目前となるに当たり,民俗音楽の伝承と研究の緊必性に鑑み,昭和61年5月7日,「日本民俗音楽学会設立趣意書」が作成・配布され,昭和61年12月21日,日本青年館(東京)において設立総会を開き,学会として発足しました.
初代会長は田邉秀雄,発足時の会員数178名で,1年後には会員数が281名となり,第1回研究大会を昭和62年12月5日・6日,「民俗音楽学の確立をめざして」をテーマとして東京都港区立港中学校において開催しました.研究大会は以後,年1回開催され,会誌として『民俗音楽』を年2-3回発行.平成7年からは『民俗音楽研究』と改称し,原則として年1回発行の機関誌として定着しました.また,隔年で「民俗音楽研究会」も各地で実施しています.
集会
- 大会(1回/年)
- 民俗音楽研究会(隔年1回開催)
- 研究例会 (1回/年)
刊行物
- 学術誌『民俗音楽研究』 ISSN/ISBN(冊子):0919-8083 (発行数:1回/年 )
- 『日本民俗音楽学会会報』(発行数:2回/年)
所在地
- 郵便番号:338-8570
- 住所:埼玉県さいたま市桜区下大久保255 埼玉大学教育学部 磯田三津子研究室気付
- 事務局メール:minzokujimukyoku*googlegroups.com(*をatmarkに読み替えてください)