第35回鎌倉大会のご案内

ご挨拶

鎌倉の地名は観光地として広く知られています。特に東日本の皆様は義経伝説・民謡の冒頭に 〽鎌倉の…で謡い始める数多くの民謡を通して鎌倉を知っていました。1192(鎌倉幕府成立)を覚えた方もおられるでしょう。

鎌倉の地は三方を山に囲まれ、南に相模湾を望む防衛の地でした。源頼朝がこの地を選び、関東の野武士たちをまとめるために作られた鎌倉街道は、逆に鎌倉の文化を東日本に運ぶ道にもなりました。少年時代まで京都で育った頼朝は血気盛んな武士たちに教養を身に着けさせるために京に学ばせ、京都の文化を鎌倉に根付かせてきました。

その文化の発信地として石清水八幡宮を勧請して作られた鶴岡八幡宮は、仏教が主導の時代でしたから鶴岡八幡宮寺であり、京から下向してきた僧侶たちが司っていました。ここで特筆すべきは石清水八幡宮に倣って毎年行われる放生会に流鏑馬を取り入れたことです。そのほか宮中で行われている行事を取り入れるなど武家文化の基礎を築き上げました。

今回の大会テーマ「鎌倉の音楽文化」を元に、現代まで継承されている湯立の神楽(通称鎌倉神楽)を取り上げ、湯立に導く神事舞の舞と楽との関係を学びたいと考えています。

会場校の鎌倉女子大学は、鎌倉市の山の外に位置する大船にあり、鎌倉市に編入されるまでは横浜市の一部でした。それでも昭和の頃には鎌倉の仕事唄を聴いております。その後松竹映画の撮影所が出来るなど発展をとげて現在に至っています。鎌倉女子大学は保育・児童教育を専門としておられ、未来の子ども達を育てる教育が専門と聞いております。この機会に音楽教育専門の会員の方々には新しい学びに接していただきたいと思っております。(大会実行委員長 城所 惠子)

日時

2022年12月3日(土)・4日(日)

会場

鎌倉女子大学 大船キャンパス 図書館棟 視聴覚ホール

主催

日本民俗音楽学会

内容

大会テーマ

「鎌倉の音楽文化」

研究発表の申込みについて(締切延長しました!)

締切:9月6日(火)必着(以下の①から⑤を明記の上、E-mailまたは郵送にて)
①氏名 ②連絡先 ③発表タイトル ④要旨(200字程度) ⑤使用機器
・発表時間は、30分(発表、質疑を含む)
・9月上旬に開催予定の大会実行委員会及び運営理事会にて審査あり
申し込み先:河瀬 彰宏 E-mailの場合:kawase@dh.doshisha.ac.jp
郵送の場合:〒610-0394 京田辺市多々羅都谷1-3-MK706 河瀬彰宏宛
※返信等がない場合は、お手数ですが再度ご連絡下さい。

大会費・懇親会費など

後日ご案内

問い合わせ先

  • 大会事務局長(田村にしき)
  • tamura@kamakura-u.ac.jp

会場案内

  • [◎鎌倉女子大学]