第 11 回民俗音楽研究会のご案内

ご挨拶

「盆踊りの由来と変遷 -ナニャドヤラを例に-」

盆踊りは、正月とならぶ二大年中行事の一つ盆の期に誰でもが踊れる、最も一般的な民俗の歌 と踊りである。その由来、変遷、語義、目的、機能、構造などについて、歴史、民俗文化、音楽、 芸能等々の諸研究分野で様々に論じられて来ているのであるが、なおいろいろと検討課題も残さ れているように見受けられる。また近年は、学校教育現場で日本の伝統音楽を取り上げることが 重視され、その対象事例として、盆踊りなど(郷土の音楽)は身近な伝承であることから採用され易く、かつまたその指導実践上の研究課題を一般に広く提供出来る対象のようにも思われる。 全国の盆踊りの中で最も謎の多い伝承の一つが、青森県、岩手県方面(旧南部藩領)に分布し ているナニャド(ト)ヤラである。このたび青森県八戸市教育委員会のご協力を得て八戸市を会 場にして、当該不明のナニャドヤラの一つである八太郎(はったろう)地区の伝承の実演に接し つつ、下記のような日程で当該研究会を開催することとした。どうぞ会員の皆様ふるってご参加ください。

なお参考までに、ナニャドヤラが提起している謎のいくつか(歌と踊りに関わる研究課題であって、学校現場での教育実践上の問題ではないのだが)をここに付記しておきたい。何よりもこ れは、“ナニャドヤラ”という呪文のような文句を反復して踊られているのだが、その文句の意味は 一体何なのかは全く不明である。このこととも関わっているのだがほかにも種々の疑問が内包さ れている。これは盆の時期に踊られることが多いが、ほかに各種の祝い事や祭礼のおりにも踊ら れ、逆に盆踊りとは一体何なのか?という問題にも波及しかねない。この呪文のような文句の詞 型は五七五調なのだが、かつて町田嘉章は同類詞型の仕事唄とも無関係のものではないだろうと 指摘していたが、さてその結論は?また、柳田國男が「要するに、何なりともせよかし、どうな りとなさるがよい、と男に向かって呼びかけた恋の歌である。」と記していた(「清光館哀史」)よ うに、この踊りに歌垣を連想する見方がかねて提出されていたが、この種の見解は今日大方否定 されている。ただし民俗の歌と踊りには恋の掛け合い歌以外にも、例えば仕事唄や踊り唄の音頭 一同形式の“掛け合い”といった事例のほかに、種々の“掛け合い”伝承が存在しているのも事実で あって、その辺との関りを一体どう考えるべきなのか?の課題もあろう。(調査研究委員会)

日時

平成30年8月25日(土)・26日(日)

会場

主催

日本民俗音楽学会

テーマ

「盆踊りの由来と変遷~ナニャドヤラを例に~」
謎の多い青森、岩手両県に分布する盆の踊りナニヤドヤラを体験しつつ、詞型、伝播、変容、 太鼓との関連性、概念形成、様式、教育、伝承などの面から多角的に盆踊りを検討し、あらため て民俗音楽の歌と踊りの魅力を考える。

内容

  • [基調講演]星野紘「民俗音楽の歌と踊りの魅力
  • [実演、解説、体験]八太郎おしまこ保存会(八太郎おしまこ、十六足、ササナニャドヤラ)
  • [シンポジウム]伊野義博、小野寺節子、城所惠子、笹森建英、外崎純一
  • [会員報告、研究発表]

研究会スケジュール(予定)

第1日目 8月25日(土)

13:00 – 受付開始
13:30 – 開会・実演、体験(ナニャドヤラ)
14:30 – 基調講演
15:15 – シンポジウム
16:30 – 終了
17:00 – 会場完全撤収
17:30 – 懇親会(会場未定)

第2日目 8月26日(日)

09:00 – 研究発表
– 「・・・」()
– 「・・・」()
– 「・・・」()
– 「・・・」()
11:00 – 総括・討議
12:00 – 終了・解散

☆研究会スケジュールの時程・内容は,変更される場合があります.

参加費用等(当日、受付にて現金でお支払いください。)

  • 会員:3,000 円(一日のみの場合 1,500 円)
  • 非会員:4,000 円(一日のみの場合 2.000 円) ・ 懇親会費 5,000 円

発表申し込み、参加申し込みなど

発表申込

下記申込先に「1氏名、2連絡先(電話番号、E-mail)、3発表テーマ」を明記し、はがきか電子メールあるいはFAXでお申し込みください。発表時間は15-20分程度を予定しています。発表者数により多少変更があります。発表申込とともに、「参加(宿泊)申込」 の手続きもお願いいたします。

申込先:

  • 黒田清子
  • 〒458-0003 名古屋市緑区黒沢台二丁目 1712
  • 電話・FAX 052-877-2380 Eメール libra@zm.commufa.jp

申込締切:

  • 8月10日(金)必着(郵送、電子メール、FAX等)

参加申込

下記申込先に、以下の内容を明記し、はがきか電子メールあるいはFAXでお申し込みください。なお、参加経費につきましては、「参加経費」を参照して下さい。

  • 氏名
  • 連絡先(電話番号、FAX、電子メール)
  • 参加日程、形態(以下のいずれかを明記してください。)
    ・全日程参加 ・1 日目のみ参加 ・2 日目のみ参加 ・その他(具体的にお書きください) 5 その他(到着時間等、連絡事項)

申込先:

  • 黒田清子
  • 〒458-0003 名古屋市緑区黒沢台二丁目1712
  • 電話・FAX 052-877-2380 Eメール libra@zm.commufa.jp
  • 申込締切:8月10日(金)必着(郵送、電子メール、FAX等)

会場案内

八戸市文化教養センター 南部会館

  • 〒031-0075
  • 青森県八戸市内丸三丁目3番6号
  • Tel:0178-43-9202

アクセス

  • 八戸駅(10:07,11:38,12:22,13:14)~8分~本八戸駅
  • 八戸駅から中心街行きバス(毎時10分毎)に乗り換え~25分~三日町バス停下車
  • JR本八戸駅から徒歩約5分
  • 市役所前バス停より徒歩約1分
  • 三日前バス停より徒歩5分

宿泊

八戸のホテルは、会場の南部会館がある中心街及び本八戸駅前に集中しています。ビジネス客が多いのでビジネスホテルがたくさん立地しています。各自でご予約ください。

  • コンフォートホテル八戸(全室禁煙朝食無料・6000 円~・TEL0178-70-4811)
  • グランパークホテルパネックス八戸(繁華街近く・3600 円~・TEL0121-489-303)
  • 八戸ワシントンホテル(朝食美味・市中心部・4400 円~・TEL0178-46-3111)
  • グランドサンピア八戸(天然温泉・リゾートホテル・6000 円~・TEL0178-23-5151)
  • ホテルセレクトイン本八戸(本八戸駅前・朝食クロワッサン・6700 円~・TEL0178-43-1800)
  • ホテルパールシティ八戸(駅徒歩 5 分・ビジネス最適・3000 円~・TEL0178-47-0034)
  • スマイルホテル八戸(繁華街 1 分・男性用館内浴場・4500 円~・TEL0178-43-7711)
  • シティパークホテル八戸(繁華街徒歩圏内のビジネスホテル・3700 円~・TEL0178-45-7711)
  • ホテルイマルカ八戸(市内中心部・ボリューム朝食 3700 円~・TEL0178-43-0123)
  • ホテルテトラ八戸(八戸駅徒歩 5 分・浴場オープン・5400 円~・TEL0178-27-0088)
  • ホテルルートイン八戸駅前(人工ラジウム温泉・朝食無料・7600 円~TEL0178-71-2511)
  • ユートリー八戸地域地場産業振興センター(駅直結特産販売・4644 円~・TEL0178-27-2227)
  • 八戸ニューシティホテル(虎鯖が食べられるビジネスホテル・3700 円~・TEL0178-46-0311)
  • ホテルマリンキャッスル(サウナ有・焼酎とハーレーの酒処・3781 円~・TEL0178-47-6800)
  • 福地温泉バーデパーク(16 種の温泉プールの健康増進施設・8640 円~・TEL0178-84-2850)
  • ドーミーイン本八戸(本八戸駅11分八戸随一自家源泉・7990円~・TEL0178-73-5489)
  • ホテルイルヴィアーレ八戸/アネックス(本八戸駅15分・4630円~・TEL0178-46-0001)
  • 八戸グランドホテル(本八戸駅8分・広い客室・5000円~・TEL0178-46-1234)
  • ホテルリバティヒル(本八戸駅12分・八戸屋台村みろく横丁0分・TEL0178-43-3831)
  • ダイワロイネットホテル八戸(本八戸駅10分・清潔・6852円~・TEL0178-73-2555)
  • アパホテル本八戸(本八戸駅11分・大浴場サウナ・12000円~・TEL0178-73-3000)
  • 村重旅館(本八戸駅13分・旅籠遺産八戸に残る馬喰宿・4000円~・TEL0178-22-0863)
  • 柏木旅館(本八戸駅15分・繁華街に面するレトロな宿・4371円・TEL0178-22-7431)
  • 八戸プラザホテル(本八戸駅7分・展望レストラン朝食・3400円~・TEL0178-44-3121)