ご挨拶
本年大会はすでにご案内のように,日本列島南西域の歌と踊りの島,アジア,太平洋域の音楽世界が覗けそうな沖縄での開催です.大会テーマは,沖縄民俗音楽の特徴である,各島の”郷友会”による伝承形態に視点をおいた「故郷(ふるさと)を演じる人々」ですが,今日の全国的に緊要な故郷の問題にも通ずるものです.つまり,本年3月に東北地方で起きた大地震による被災地で話題とされている問題であり,また人口過疎化に悩む各地の民俗音楽伝承者の故郷外に転出して行った者たちの問題でもあるのです.多くの会員のみなさんの来沖参加を望みます.(大会実行委員会副委員長 星野紘)
日時
平成23年12月17日(土)・18日(日)
会場
- 沖縄県立芸術大学
- 〒903-8602 那覇市首里当蔵町1-4
- 第1日目:音楽棟1F大合奏室
- 第2日目:総合教育棟3F大講義室
主催
- 日本民俗音楽学会
- 沖縄県立芸術大学
内容
大会テーマ「故郷(ふるさと)を演じる人々」
民俗芸能公演
- 沖縄県国頭地方・安田の臼太鼓(ウシンデーク)(在那覇・安田郷友会)
- 沖縄県八重山地方・竹富島種取祭の狂言(キョンギン)(在那覇・竹富郷友会)
シンポジウム
- コーディネータ:金城厚
- パネリスト: 狩俣恵一・遠藤美奈・懸田弘訓・久万田晋
研究発表
- アイヌ伝統音楽の教材化 -ウポポの音楽的特徴(萬司)
- 「安里屋ユンタ」の教材化の有効性 -音楽文化についての理解を深める視点から(山本幸正)
- 黒川能の伝承現場における演技に関する言説についての考察(柴田真希)
- 秋田県北部の「獅子・駒・奴踊り」の伝承法と伝承組織について(桂博章)
- 郷土の変貌と祭り芸能の行方(星野紘)
- ブータン歌謡ツァンモ -掛け合いと占いの諸相(伊野義博)
- 沖縄県北部のウシデーク -芸能の特徴と今日の伝承(小林公江・小林幸男)
大会スケジュール
第1日目 12月17日(土) – 音楽棟1F大合奏室
10:00 – 11:30 理事会
12:30 - 受付開始
13:00 – 13:10 開会挨拶
13:10 – 13:20 コーディネータ趣旨説明
13:20 – 14:20 民俗芸能公演
14:30 – 17:30 シンポジウム(東北地域からの報告を含む)
17:40 – 18:10 総会
18:30 – 20:00 懇親会(学生食堂)
第2日目 12月19日(日) – 総合教育棟3F大講義室
09:00 – 09:30 受付
09:30 – 12:10 研究発表1(各30分)
12:10 – 13:10 昼食
13:10 – 14:10 研究発表2(各30分)
14:20 – 15:40 特別講座「沖縄の民俗芸能の分類」
15:40 - 閉会挨拶
☆大会スケジュールの時程・内容は,変更される場合があります.
大会費・懇親会費など
大会参加費
- 会員:3,000円
- 一般1日:2,000円 (学部生は1,000円)
- 一般2日:4,000円 (学部生は1,000円)
懇親会費
4,000円
2日目昼食
1,000円
☆会員の方:参加申し込みハガキでお申し込み下さい.このハガキは大会参加状況を把握することと,欠席される場合の総会委任状を兼ねていますので,必ずご投函下さい.締切りは,11月11日(金)必着です. [受付は終了しました]
連絡先
大会問い合わせ先
- 大会実行委員会事務局長 岡部芳広
- info@s-jfm.org
- TEL (FAX): 042-713-5017
会場案内
沖縄県立芸術大学 〒903-8602 那覇市首里当蔵町1-4
その他
寄贈図書等貸与コーナー設置
この2年間に学会に寄贈された資料を会員に貸し出し致します.また会員出品の図書等を希望者に無料で持ち帰って頂くコーナーを作りますので,出品希望者は当日会場へお持ち下さい.(担当:入江宣子)
諸注意
- 会場は構内の案内掲示にしたがってお進みください.
- コンビニエンスストアが当蔵バス停前にあります.
- バス通り沿いに食堂が数件ありますが,昼食は弁当の注文をお薦めします.
- コイン式コピー機が管理棟ロビーにあります.
- 近くのコンビニエンスストアにもあります.
- 喫煙は所定の場所でお願いいたします.各建物外のベンチ脇にあります.